anthem for the braves

競馬と旅行と野球とアレと。

昨日も、またサボりましたね?

お久しぶりです。
5月からクリクラが始まり、他にもいろいろあって、いつもの「ちょっとでも余裕がなくなったらとことん書こうとしなくなる」悪い癖が出ておさぼりしてました。
体調を何回か崩したり、7月の頭ごろには入院してたりクリクラ自体も満足に行えてたわけではないですがね!







入院というのはですね、某RPG風に言うと「昔はノッカーだったのだが、膝に矢を受けてしまってな…ボールを目に受けてしまってな…」ということです。







↑こんな感じね(だいぶ違う)↑
※一応付け足しておくと、試合前ノックのノッカーやってて、ちょっと目を切った隙にそれたボール(ホーム送球)が右眼に…というシチュエーション








直後の救急受診ではCTで骨折見つからず



眼科にコンサルト
虹彩から出血してて細かい精査は出来ないが、今のところ網膜剥離や裂孔等の重いダメージはないだろう。」




とのことで一安心。
ああ痛えな痛えなと思いつつ経過観察となっていたのですが、、







受傷してから3日後の朝。



起きると右の頭全体に吐き気を伴う猛烈な頭痛が。




痛み止めに貰ってたボルタレンを2錠内服しましたが全く効果なく、

「あっこれはいかんいかん」椎名誠風)


と思って予定外の受診をすると、
右の眼圧が70mmHg(!)あるとのこと。



因みに正常眼圧はだいたい10〜20mmHgなのですよ。
70くらい高くなると2〜3日どころか数時間でも放っておいただけで失明の危険性があるのですよ。







詳しい話:
網膜の栄養血管である網膜中心動脈の動脈圧がだいたい60〜70前後

眼圧が70付近まで上昇

眼圧により網膜中心動脈が圧迫閉塞

網膜虚血;長時間高眼圧の状態が続くと不可逆変性が起こる。危険。


らしい。
高齢者や糖尿病・動脈硬化の既往のある人等は更に網膜中心動脈圧が低いので、より軽度の眼圧上昇でも網膜虚血のリスクが高い!


…らしい。


↑全部ネットの受け売りです(小声)



(改めて振り返ってみると、結構危険な状態だったんですねボク)








結局、外来でマンニトール(利尿薬の一種。脳圧や眼圧を下げたいときに使います)を点滴静注して眼圧は50前後に低下。
頭痛もかなり軽減され、そのまま入院管理となったわけです。


眼圧が上昇した原因は、虹彩から前眼房への出血があり、それにより隅角の閉塞が起こったためでした。
いわゆる外傷性緑内障というやつみたいです。






↑拙いイメージ図↑







一応調べたところ、外傷性緑内障は二つのタイプがあり、


①外傷後急性期の前房出血による隅角閉塞によるもの(今回のやつ)
②隅角線維柱帯がダメージを受けたために後退し、外傷後の慢性期に発症するもの


に分けられるそうです。ふーん。


治療は両方とも薬物治療が主だが、薬物治療が無効ならば前者は前房内の洗浄手術、後者は線維柱帯を切除する手術を行う、とのこと。


…手術までいかんでよかったぁ。







(やべえ今すごく医学的な話をしているぞ…!凄いぞ、このブログ始まって以来かもしれない)









幸い、入院してからはマンニトールとダイアモックス内服で眼圧はコントロールでき、入院4日目には10mmHg前後まで眼圧下がり。
以降ちょっと眼圧が上昇することもありましたが、おおむね安定しているとのことで入院8日目に退院となりました。
よかったよかった。





入院中はいろんな人にお見舞いに来ていただきました。
ぼくなんかのためにわざわざ来て下さり、本当にありがとうございます。


そうそう、肝心の視力ですが、だいたい受傷前の半分くらいまでは回復してきました。











まだ視野に広範囲な

歪み


があったり、





ずっと散瞳薬をしてきたせいで虹彩がうまく機能せず日中は


クソまぶしかったり


しますが、
いずれは回復する可能性が高い、と今のところは言って貰えてます。











とりあえず辛いのは、眼圧上昇を避けるため、運動と飲酒にドクターストップがかかってることですね。
これはつらい(特に飲酒)


ああああああああああああお酒飲みたいいいいいいいい
ビール!ビール!



あ〜はよう飲みたいんじゃ〜